シミュレーションは上手に活用しよう!

シミュレーション

美容整形のシミュレーションはクリニックで写真を撮り、専用の解析ソフトやフォトショップなどの画像編集ソフトを使って、理想の仕上がりを表現し、患者さん自身に術後のイメージを想像させてくれる便利なシステムです。多くの美容クリニックで導入されていますが、その仕上がりや術後の結果との差はどうなのか。ここでは美容整形のシミュレーションについてご紹介いたします。

美容整形のシミュレーション

美容外科などで作ってもらえる術後の仕上がりイメージのシミュレーション。あれってどこまで再現性があって正確なの?って疑問に思ったことはありませんか? 過去にシミュレーションを作成し、その上で手術を受け方の感想を約60名に聞いたのですが、多くのケースでイメージと少し違っているという返答がありました。もちろん、結果には満足されているので問題にはなりませんでしたが、実際の結果とシミュレーションには差があると言うこと。それは受ける手術によっても違ってくると言うことは理解しておきましょう。

シミュレーションってなに?

美容整形のシミュレーションというのは、写真を撮影し、専用の画像解析ソフトやフォトショップなどの画像加工ソフトを使って、擬似的に二重まぶたの手術後や、隆鼻術や輪郭などのさまざまな整形手術の術後の状態を作る画像ソフトです。誰でも簡単に操作できる簡易的なシミュレーションソフトから、医師がフォトショップなどの画像加工ソフトなどで手作りして術後のイメージを表現してくれるシステムです。

本当に正確なの?

術後の仕上がりイメージに対する正確性ですが、実際には賛否あります。どこまで表現できるのかというのは非常に難しい部分もありますし、鼻や輪郭などは比較的再現性が高いのですが、二重まぶたについては個人差が大きいとお考えください。
なぜなら、二重まぶたの場合、皮膚が分厚かったり、眼窩脂肪が多いなど複合的な要素が加わってしまうと、仮に目を大きくしようと広げてもシミュレーション通りに皮膚などがその通りに持ち上がらず、実際の仕上がりとシミュレーションとの仕上がりに差が出てしまう傾向にあります。もちろんシミュレーションを作るのが下手という可能性も否定はできません。

上手に利用することが重要

美容整形のシミュレーションについては賛否あります。シミュレーション通りに再現できるかどうかというのは、その方の状態によっても大きく違ってくるのです。その理由は写真上でまぶたを挙げるよう設定したとしても、実際の人の場合、皮膚の厚さや周辺組織の状態によってどこかが引きつられてしまいシミュレーションとは少し違った顔の印象になってしまうことなんて普通にあります。
以前に比べるとシミュレーションの精度は確かに上がりましたが、それでも実際の仕上がりとは少し違ってしまう場合も少なくないんです。

上手に利用する意味

シミュレーションを上手に利用する意味というのは、カウンセリングで自分自身がどうなりたいかということを医師と話し合い、あなたご自身と医師との間に仕上がりのイメージを正確にするための利用するということです。
ここまでの幅は欲しいけど、形はこうしたいなど、口で話してもなかなか伝わらないことはシミュレーションの画像を通して話すとすごくスムーズなんです。なのでシミュレーションは自分自身がどういった仕上がりにしたいかということを正確に伝えるアイテムの一つと考える程度、シミュレーション通りの顔とは少し違う意味で利用することがよろしいでしょう。

最後に

シミュレーションについては、数種類ありクリニックで扱っているメーカーでも違います。また、医師によってはフォトショップなどの画像処理ソフトを使って作成してくれるところもあるようです。作成したシミュレーションの画像については印刷してもらいご自宅で検討する際に良い参考資料となりますから、上手に利用することをお勧めします。

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