眼瞼下垂とは

眼瞼下垂

眼瞼下垂は、上まぶたが垂れ下がり、見た目、美容的な側面に大きな影響を与える状態を言います。
この症状は加齢や遺伝的な要因により進行し、目の印象を鈍らせることがあります。美容整形の観点からは、眼瞼下垂が自己イメージに対する不安を引き起こすことがありますが、外科的な手術による治療法が確立されています。

垂れ下がった瞼のための手術によって、見た目の若々しさを取り戻し、自信を取り戻す手段として今、非常に注目されており、ここでは、美容的な側面を含めながら、眼瞼下垂の起因から治療法までを詳しく解説し、皆さんがより納得のいく選択を行えるような情報を公開しています。

下垂

がんけんかすい

眼瞼下垂とは

目が開けづらい、瞼が重く感じるといった症状を感じるあなたはおそらく眼瞼下垂。
眼瞼下垂というのは文字通り、眼瞼「まぶた」+下垂「垂れ下がる」=瞼が垂れ下がってしまう、垂れ下がっている状態を言います。

眼瞼下垂

目が開けづらいということは、瞼を持ち上げる筋肉に異常があるか、筋肉に異常がなければ、筋肉と瞼の接続に何かしらの問題を引き起こしているということ。一般的に瞼を持ち上げる筋肉そのものに異常を引き起こしているということは稀なことで、多くの場合、瞼と筋肉との接続が問題となっているのです。

最近では、スマホやパソコンの長時間使用による目の酷使、花粉症などで目をよく擦ってしまう事が原因で、瞼と筋肉との接続が緩んでしまう人が増えています。

眼瞼下垂の主な症状

眼瞼下垂の症状は目が開けにくくなったり、重く感じたりするだけじゃありません。瞼に感じる症状だけではなく、瞼とは全く関係ない部分に対して引き起こされる症状も多いんです。

眼瞼下垂

ここでは眼瞼下垂で引き起こされるさまざまな症状についてご案内します。

  • 目の開きが悪い
  • 瞼が重く感じる
  • 目の開きに左右差がある
  • 偏頭痛が日常的にある
  • 目の奥の痛みが出る
  • めまい(目眩)
  • 気分障害・不安障害
  • 非アレルギー性の喘息
  • 目がしっかりと開かない
  • 目つきが悪い
  • 片側の瞼がしっかりと開かない
  • 肩こりが酷い
  • 睡眠障害
  • 自律神経失調
  • 顎関節症
  • 眼瞼痙攣・顔面の痙攣 など

眼瞼下垂の症状はこの他にも、目の奥の痛みや激しい眼精疲労なども多く、不定愁訴のような複雑な症状を引き起こすことも多く認められています。瞼の筋肉の一つであるミューラー筋は自律神経が大きく関与しており、眼瞼下垂に陥ると慢性的な不安感などの精神的症状を引き起こすことも指摘されています。

そのため眼瞼下垂の治療というのは、見た目を改善させる目的だけではなく、さまざまな症状を改善させる目的として受ける方も増えています。特に偏頭痛や肩こりの改善については大きな期待ができます。

眼瞼下垂のチェック!

まずはあなたが眼瞼下垂かどうかチェックしよう!

眼瞼下垂問診票

  • 目を開けにくいと感じる
  • 眉と瞼の間が凹んでいる
  • 眠そうな目と言われる
  • 瞼が重いと感じる
  • 目の奥が痛くなることがある
  • 眉間のシワが増えた・深い
  • 偏頭痛・肩こりが酷い
  • コンタクトを長期使用している
  • 以前に比べ目が小さくなった
  • 目と眉の距離が離れている
  • 目を酷使することが多い
  • 最近、目がよく疲れる
  • 老けて見られやすい
  • おでこのシワが深くなった
  • 目をこする癖がある
  • PC・スマホを長時間使う

いったいいくつ当てはまりましたか?
上記の症状のほとんどが眼瞼下垂の症状、初期症状です。気になる方はクリニックで医師の診察を受けてみませんか。下記のリンク先ではさらに詳しいチェックについてご案内しています。是非ご利用下さい。

眼瞼下垂はなぜ起こる?

眼瞼下垂はなぜ起こるのか? それは先にも述べましたが、生まれつき瞼を持ち上げる筋肉に問題を引き起こしているケースは少なく、昨今では、パソコンやスマホの長時間使用による目の酷使や、目を擦る癖、濃いアイメイクなどによる瞼への外的刺激によって瞼と筋肉との接続に緩みが出てしまい眼瞼下垂を引き起こしていることが指摘されています。

先天的筋肉の機能の異常

瞼を持ち上げる筋肉「眼瞼挙筋」が生まれつき機能障害を起こしていることで眼瞼下垂に陥っている。両側性ではなく片側だけの機能障害が多い。

治療法

前頭筋吊り上げ術、筋膜移植といっておでこの筋肉の動きを利用し瞼を持ち上げるようにする治療。

後天的筋肉と瞼の接続の緩み

治療法

瞼と瞼を持ち上げる筋肉との接続をしっかりとする、再固定する方法で主に2つの方法(挙筋前転法、挙筋短縮法)があります。

後天的皮膚の弛み

瞼の皮膚のたるみが強く瞼そのものはしっかりと持ち上げられていても皮膚が垂れ下がって眼瞼下垂に見えてしまう状態。皮膚を切除してたるみを取って目をしっかりと開いたようにする治療。

このように眼瞼下垂を引き起こす原因には大きく分けて3つの原因があります。そのため原因や状態に応じた治療が必要になるんです。

眼瞼下垂の治療法

眼瞼下垂の治療法は一つの手術ではなく、原因に応じた治療法が複数あります。筋膜を移植する筋膜移植、眼窩隔膜を前転させて治療する挙筋前転法など症状やまぶたの状態に合わせて適切な治療を選択することが大切です。まずは眼瞼下垂の治療法を知って下さい。

挙筋(挙筋腱膜)前転法

挙筋前転法は後天性の眼瞼下垂の代表的な手術方法です。後天性の眼瞼下垂というのは、瞼を持ち上げる筋肉と瞼との接続が弛んでしまったことによって引き起こされる現代病的な疾患の一つです。その原因はさまざまですが、コンタクトレンズの長期使用や瞼を擦る癖など、日常生活の中から引き起こされるため厄介な眼瞼下垂です。

瞼の中で何が起こっているのかというと、瞼板と瞼を持ち上げる眼瞼挙筋との接続が緩んでしまったことによって、まぶた(瞼板)を持ち上げられず、目がしっかりと開かなくなってしまっているんです。挙筋前転法は瞼板と眼瞼挙筋の接続を再固定し、緩みをなくしてスムーズに瞼を持ち上げるようにする手術です。

眉毛下切開

眉毛下切開は瞼の動きは正常で問題がなく、皮膚のたるみが酷く、弛んだ皮膚が瞼に被さってしまうことで眼瞼下垂のように見えてしまう「偽眼瞼下垂」に有効な治療法です。
眉の直下に切開を加え、眉と瞼の間にできてしまったたるみを切除して、たるみを一気に引き上げて目元をスッキリと若々しく変化させることができます。瞼を直接切開する眼瞼下垂の手術と違い強い腫れの期間が短く傷跡もほとんど目立たなくなるまで回復するのが特徴です。

特徴
  • 腫れが少ない、腫れても回復が早い
  • 傷跡が目立ちにくい

前頭筋吊り上げ・筋膜移植術

瞼を持ち上げる筋肉「眼瞼挙筋」そのものが動かない、機能しない場合はおでこの筋肉「前頭筋」を使って瞼を開けるようにする『前頭筋吊上げ術・筋膜移植術』という治療を選択します。前頭筋吊上げ術は、前頭筋と瞼板を筋膜もしくはゴアテックスという人工素材で直接繋ぎ、おでこの筋肉を使って目を開けるようにする方法です。

眼瞼下垂の治療には上記3種の他に「切らない眼瞼下垂手術(埋没式眼瞼下垂)」や「挙筋短縮法」など複数あります。詳しくは下記のリンクからご確認くださいませ。

眼瞼下垂を予防するには

眼瞼下垂を予防するには、瞼に対する直接的な刺激を避けるということが大切です。普段からしている何気ない動作、アイプチやメイクなどは眼瞼下垂を悪化させる要因の一つです。眼瞼下垂を予防するには使用を控えたり、メイク落としなどは慎重に丁寧に行うことが必要となるでしょう。

  • 目を酷使しない
  • ハードコンタクトは避ける
  • 目を擦る癖をやめる
  • 濃いアイメイクは避ける
  • アイプチを控える など

さまざまなご質問

Q&A

眼瞼下垂に関するさまざまな疑問・質問に専門家がお答えします。ご自身が眼瞼下垂かも、実際の治療法ってどんな方法なの、失敗やトラブルってどんなことがあるのなど眼瞼下垂について知られていないことも多い。ここではそんな眼瞼下垂に関する疑問や不安について解説しています。是非、参考にして下さい。

眼瞼下垂とは何ですか?
眼瞼下垂とは、瞼が重い、目をしっかりと開けることができないなど、目を正常に開けることができない状態を言います。原因は、瞼を持ち上げる筋肉の機能が弱っている、衰えているということ。筋肉に異常がない場合は、筋肉と瞼の中にある瞼板と呼ばれる組織との接続に緩みがあったり、剥がれてしまっていることによって目をしっかりと開けることができない。
眼瞼下垂の治療は、手術で瞼板と筋肉の接続を治して緩みのない状態にします。
どのような種類の眼瞼下垂がありますか?

眼瞼下垂の種類は大きく分けて3つ。一つ目は生まれつき筋肉の機能に障害があり、目をしっかりと開けることができない「先天性眼瞼下垂」。2つ目は、筋肉には問題がなく、瞼(瞼板)と筋肉との接続に緩みがあってしっかりと目を開けることができない「腱膜性眼瞼下垂」。3つ目は筋肉、瞼板との接続に問題はないけれど、皮膚に著しいたるみがあり、皮膚が被さって目を覆ってしまう「偽性眼瞼下垂」があります。

  1. 先天性眼瞼下垂
  2. 腱膜性眼瞼下垂
  3. 偽性眼瞼下垂
眼瞼下垂の原因は何ですか?
腱膜性眼瞼下垂の主な原因というのは、眼瞼挙筋(挙筋腱膜)と瞼板との接続が弛んでしまっているか、剥がれてしまっていることで瞼をしっかりと持ち上げることができない。
眼瞼下垂は自分で治せますか?
眼瞼下垂は、瞼と瞼を持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)との間に緩みがあることによって生じます。その緩みは手術以外に治す方法はありません。自力で治せるということはありません。
眼瞼下垂症はマッサージで治せますか?
眼瞼下垂はマッサージで治ることはありません。むしろマッサージによる外的刺激は眼瞼下垂を悪化させるリスクがありますので注意が必要です。
眼瞼下垂の手術で失敗したという口コミを見かけます。どれくらい失敗するリスクはあるんですか?
実際にどれくらいの失敗があるのかということはデータとしてあるわけではないので統計上の判断はできません。しかし、これまでの私たちの経験上、再手術を受けられたケースというのは、5、6%程度です。しかし、それはあくまで美容クリニックでの経験ですので、容姿を求める結果でその程度ですので、一般的にはもう少し少ないと思います。
挙筋短縮法と挙筋前転法とではどっちの手術が良いんですか?
術式についてどっちが良いというのは一概に判断できるものではありません。それぞれの長所、短所がありますから状態や症状に合わせた治療法を選択する必要があります。ただ、注意して欲しいのは医師によっては、挙筋前転法の経験がなく挙筋短縮法を勧めてきたり、その逆もあったりします。そのため、必ずセカンドオピニオンとして複数の医師の意見を聞いて、その上で治療法を選択・判断することが大切です。
先日、診察に行きました。そこでは隔膜前転と言われたんですが、挙筋前転法とどこが違うんですか?
同じです。実際に前転させて瞼板に固定するのは眼窩隔膜なので隔膜前転と呼ぶ医師も多いので混同しがちですが、挙筋前転法も隔膜前転法も同じ術式なんです。

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