眉毛上切開はブローリフトとも呼ばれる整形手術の一つで、眉の直上を切開し、眉の上側の弛んだ皮膚を切除することで、たるみを改善させると同時に眉の位置を上側に移動させることで見た目の若返りと、瞼の開きやすさの両方を改善することができるアイジングケアです。
ここでは眉毛上切開に関するさまざまな情報をご紹介していきます。是非、参考にして下さい。

眉の位置・高さを整形する！

顔のたるみというのは頬やフェイスラインだけじゃない。眉の高さが下がってしまったり、おでこのシワが深くなったりさまざまな症状を引き起こしてしまいます。眉の位置・高さというのは見た目の若返りを維持する意味でも非常に重要なポイントとなります。眉毛上切開は眉の位置や形をあなたの理想に近づける唯一の治療法です。

眉毛上切開

眉毛上切開は文字通り、上側の眉毛の生え際の皮膚を切って、おでこ側にできてしまった皮膚のたるみを切除すると同時に、眉の位置、高さを調整することで目元、上顔面の見た目を若返らせるリフトアップ手術の一つです。

眉毛上切開でできること

眉毛上切開は眉の直上を切ることで、眉の上側のたるみを一気に取り除いたり、眉の位置・高さを調整することで目元の若返り効果が期待できる術式です。

どんな手術なの？

上側の眉の生え際の直上を切開し、弛んでいる余分な皮膚を切除すると同時に眼輪筋の一部も切除してしまいます。そうすることでおでこのたるみを改善させることができます。さらに眉の位置、形を理想の位置に調整するよう眼輪筋等を固定して目元の若返り、リフトアップを実現します。

実際の手術について

実際の手術の方法、流れについてご案内します。

デザイン

まず初めにデザインと言って眉の上の切開するライン、切除する皮膚の範囲を細かく描きます。

pointデザインを描くペン先が非常に細いのでチクチク感じてしまうことがあります。

局所麻酔

眉全体、おでこの一部に局所麻酔の注射を打ちます。

point眉毛上切開で痛みを感じるのはこの麻酔の注射です。麻酔が効いてしまえば術中に痛みを感じることはありません。麻酔の注射が嫌な方は、静脈麻酔など他の麻酔方法を併用することで麻酔の痛みを感じることなく手術ができます。

皮膚の切開・剥離・切除

デザイン通り、皮膚を切開していき弛んでいる余分な皮膚を切除します。そうして剥離と言って眼輪筋と皮膚とを剥がしていきます。状態によってですが、眼輪筋を切除したり、弛んでいる眼輪筋を縫縮（糸で縫い縮める）したりします。

眉の固定

眉の位置を理想の形、高さで糸を使って固定します。

傷の縫合

仮固定し、仕上がりを確認。問題なければ傷を縫合し眉毛上切開の手術を終了します。

point手術の時間は概ね１時間程度です。術後は止血等を確認し問題がなければすぐに帰宅することができます。

術後の経過とダウンタイム

眉毛上切開の術後ってどんな状態なんだろうって不安を持つ方も多いでしょう。ここでは眉毛上切開の術後の状態や経過、ダウンタイムや注意事項についてご説明します。

術直後の状態

術直後は強い腫れもなく、眉の上側に縫合している糸が見えている状態です。そのまま傷を解放しているクリニックもありますが、メロリン等のガーゼを当てがって傷を保護してくれるクリニックもあります。

注意術中の状態によっては、両側の眉部分にドレーンと呼ばれる１ミリ程度の管が挿入されていることがあります。これは万一出血してしまっても溜め込まないようにするための処置です。ドレーンは通常手術の翌日に抜去しますが、状況によっては3、4日留置することもあります。

術後の腫れ

手術の翌日にビックリするほど腫れているでしょう。でも安心して下さい。翌日の腫れがピークでその状態が２、３日続きますが、4日を過ぎると徐々に腫れは落ち着いてきます。抜糸は１週間後ですが、その頃にはかなり腫れは引いていると思います。

注意抜糸の時期ですが、クリニックによっては10日の抜糸を推奨しているところもあります。手術を受ける前に術後の予定は確認しておきましょう。

内出血

眉毛上切開は比較的内出血を引き起こしやすい手術です。万一、内出血が広範囲に広がってしまった場合は、落ち着くまでに１、２週間程度かかってしまう場合があります。

痛み

術後の痛みですが、眉毛上切開の場合強い痛みを訴える方はほとんどいません。術後に処方される内服が効いていることもあると思いますが、痛みの心配はほぼないと考えて良いでしょう。

その他

抜糸：7日後、コンタクトは翌日から可のところが多いですが、1週間禁止というクリニックもありますので医師に確認しましょう。

リスクと問題点

眉毛上切開には下記でご案内する通り、いくつかのリスクや問題点があります。しかし、リスクは知っておくこと、早期対処で大きな問題にならなかったり、修正で回復させることもできます。まずは眉毛上切開におけるリスクを知ることから始めましょう。

左右差の出現

術後の左右差というのは、眉毛上切開に限らず出現する可能性のある問題です。

注意左右差については基本的には修正手術によって回復させることができます。

眉の形の変化

眉毛上切開は眉の形状を変えることができるんですが、その形に満足できない場合があります。基本的には修正手術が必要ですが、その時期については３〜６ヶ月待つ必要があることもあります。

眉の上がりすぎ

眉が上がりすぎてしまったというトラブルは決して多いリスクじゃありません。ごく稀な問題です。基本的には修正手術によって回復させることはできます。

目立つ傷跡

眉の上側の傷というのは、実は目立ちやすい傾向にあります。状態にもよりますが、基本的には傷跡修正によって回復は可能です。

効果不足

眉毛上切開の効果不足ですが、固定していた糸が弛んでしまったり、外れてしまった場合に眉の位置が元に戻ってしまうことがあります。

料金について

眉毛上切開は健康保険が適応される治療ではありません。すべて自費診療、自由診療です。そのため医療機関によって価格はさまざま。さらに追加オプション等の料金設定もあり、明朗会計と言いながらも実は不明瞭な部分も大きく返って高額になってしまうところもある。
そのため治療費用についてはしっかりと把握しておかないと無駄なお金をかけてしまうことになってしまいます。ここでは眉毛上切開の料金の相場から、細かな料金の見方、注意すべきことについてご説明します。

眉毛上切開の費用相場

眉毛上切開の料金ですが、40〜60万円の範囲で考えておきましょう。しかし、ホームページに掲載している料金を鵜呑みにしないよう注意が必要です。

治療費用は安くても高くてもダメです。やはり適正料金、相場価格というものが存在します。手術の満足度は仕上がりの結果だけじゃなく支払った料金も大きく関係しています。料金で騙されない、モヤモヤとした思いで治療を受けることのないよう注意が必要です。

料金で注意すること

眉毛下切開の料金で注意すべきこと、確認すべきこと。それはキャンセル料金、手術費用以外の料金の有無、万一の再手術の場合の費用です。単に手術費用だけではなく、その他にかかる費用も含め総合的に把握し、眉毛上切開を受けるクリニックを選びましょう。

• 手術費用の総額はいくらか
• オプション項目の詳細
• 再手術の場合の費用　など

最後に

眉毛上切開は加齢によって下がってしまった眉の位置を元に戻したり、眉の外側が下がっている八の字眉の形を変化させることができる唯一の治療法です。傷跡が目立ちやすいというリスクはありますが、眉の形、目元の若返り効果に優れた治療であることに間違いはありません。

あなたの理想の美しさ、若さを求める上で美容整形は重要な意味を持つものとなるでしょう。眉毛上切開の方法、治療のリスクや術後の経過などを詳しく理解することが、失敗のリスクを回避することにつながります。是非、参考にしてください。

さまざまなご質問

眉毛上切開、眉の高さや位置に関するさまざまな疑問・質問に専門家がお答えします。是非、参考にして下さい。

傷跡が目立ちやすいと聞いたんですが、本当ですか？

確かに眉の上側の切開は傷は目立ちやすくなる可能性はあります。しかし、眉からおでこのたるみを解消させる方法は眉毛上切開以外にありませんので、より高い効果を求めるのであれば眉毛上切開をお勧めします。
ただし、傷が心配で残したくないという方は、内視鏡を用いたブローリフトという選択肢もあります。内視鏡下のブローリフトはたるみそのものは改善させることは難しいのですが、眉の位置・高さを調整することができるので、そういった方法も検討されてもよろしいかと思います。

眉毛上切開の術後に二重の幅や目の形が変わってしまうことはありませんか？

眉毛上切開の術後は眉の位置が上に上がることもありますので、二重の幅が広くなってたり、瞼の弛みが解消することもあります。

まぶたと眉の幅は術後にどう変化するんですか？

まぶたと眉の距離ですが、若干は広くなるでしょう。しかし、目立って変化するほど変わることはありません。

術後のダウンタイムはどれくらい必要ですか？

術後のダウンタイムですが、翌日が腫れのピークで、３、４日続きます。１週間ほどで気にならない程度まで落ち着きますが、軽いむくみ程度の腫れは残っている可能性はあります。痛みは術後からほとんどありません。傷については２、３週間後は赤みが強く少し硬さも残っているでしょう。赤みと硬さが落ち着くまで、２、３ヶ月の時間を要することがあります。

おでこのシワはどうなりますか？薄くなったりするものなのですか？

おでこのシワは薄くなります。