初めてでもわかる切らない眼瞼下垂手術|埋没式眼瞼下垂のポイント

切らない眼瞼下垂

埋没式眼瞼下垂は、メスを使わずにまぶたを引き上げる「切らない眼瞼下垂手術」として注目されている施術です。ダウンタイムが少なく、仕事や日常生活に大きな影響を与えにくいことから、忙しい方や初めての方でも受けやすいのが特徴です。一方で、効果の持続性や適用できる症例に限りがあるため、事前にメリット・デメリットをしっかり理解しておくことが大切です。

ここでは、埋没式眼瞼下垂の手術内容やメリット、気をつけたいリスクや持続期間について詳しく解説します。自分に合った施術かどうかを見極め、納得して受けられるための参考にしてください。

埋没式眼瞼下垂とは

埋没式眼瞼下垂とは、文字通り、埋没式(埋め込む方式)の眼瞼下垂手術のことを言います。埋め込むというのは、二重瞼の手術「埋没法」と同様糸を埋め込んで治療するダメージの少ない治療法のこと。糸で止めるだけなので一般的な皮膚の切開による眼瞼下垂とは大きく違い傷跡の心配や術後の腫れなどのリスクが非常に少なく人気の高い眼瞼下垂手術の一つです。

基本的な手術方法

基本的な埋没式眼瞼下垂の手術方法をご紹介しましょう。
糸を使って固定するという意味では、「埋没法」と基本的には同じ方法です。瞼を持ち上げる筋肉「眼瞼挙筋」と瞼板とを糸で固定して緩んでいた眼瞼挙筋と瞼板との癒着、結びつきをしっかりと固定する方法です。

デザイン
糸を通す位置、仕上がりとなる二重瞼の幅などをデザインします。このデザインで仕上がりが決まるので非常に大切なポイントです。
デザインにかける時間は5分程度です。ペン先が細いため少しチクチクします。

局所麻酔
局所麻酔の注射を打ちます。糸を通す場所、瞼の裏側、瞼の少し上側にゆっくり丁寧に注射していきます。埋没式眼瞼下垂の手術で痛みを感じるのはこの麻酔の痛みです。

皮膚の切開
糸を通す部分、結び目を収納する部分を少し切開します。麻酔が効いているので痛みを感じることはありません。
メスを使わないと表現しているクリニックが多いので、切らないと思っている人も多いのですが、皮膚の切開は必ず行います。

糸を通す
眼瞼挙筋と瞼板との緩みを解消させ、瞼の皮膚を引き上げて理想的な二重瞼に仕上げるための糸を通していきます。

糸を結んで終了
左右差、瞼の開き具合を確認し、予定の仕上がりになっていれば糸を結びます。
糸の結び目を皮下に収めたら埋没式眼瞼下垂の手術は終了です。

埋没式眼瞼下垂の特徴

埋没式眼瞼下垂のメリット

埋没式眼瞼下垂手術は、切開を伴わない負担の少ない治療法として、多くの人に選ばれています。この手術は、短いダウンタイムや自然な仕上がりなど、さまざまな魅力があります。ここでは、埋没式眼瞼下垂が持つメリットを具体的にご紹介し、この方法がなぜ注目されているのかを解説します。

傷跡の心配がない

わずか1ミリ程度の切開しかしませんので傷跡が残ることがありません。なので術後に傷跡で悩む心配がありません。

術後のダウンタイムが短い

大きな切開を必要としない、糸を通すだけなので、術後の腫れは極端に少なく、内出血のリスクもかなり少ないので、ダウンタイムが短く早い社会復帰ができます。

元に戻すことができる

仕上がりが自然

修正がしやすい

初めての治療として向いている

埋没式眼瞼下垂のデメリットとリスク

埋没式眼瞼下垂手術は手軽さが魅力の治療法ですが、すべての治療にはメリットだけでなくデメリットやリスクも伴います。効果や仕上がりに影響を与える可能性があるため、手術を受ける前に注意点をしっかり理解しておくことが重要です。ここでは、埋没式眼瞼下垂の具体的なデメリットやリスクについて詳しく解説します。

効果の持続に限界がある

効果が少ないことがある

糸のトラブルがある

腫れが長期化することがある

左右差を引き起こしやすい

すべての人に向いているわけではない

埋没式眼瞼下垂の効果の持続期間は?

埋没式眼瞼下垂手術を検討する際、効果がどのくらい持続するのか気になる方も多いのではないでしょうか。この治療法は比較的簡単に行える一方で、持続期間に個人差があるのが特徴です。ここでは、埋没式眼瞼下垂の効果がどれくらい続くのか、そしてその持続期間に影響を与える要因について詳しく解説します。

5. **埋没式眼瞼下垂の効果の持続期間は?**
– 埋没式の効果がどれくらい続くか、持続期間の目安を解説。
– 効果が薄れた際に再施術が必要になる場合があることについて説明。

埋没式眼瞼下垂が向いている人・向いていない人

埋没式眼瞼下垂は、多くの人に選ばれている手術方法ですが、すべての方に適しているわけではありません。眼瞼下垂の程度や目元の状態、ライフスタイルによって、適切な治療法は異なります。ここでは、埋没式眼瞼下垂が特に向いている人、そして注意が必要なケースについてわかりやすく説明します。

6. **埋没式眼瞼下垂が向いている人・向いていない人**
– 埋没式が適している人(ダウンタイムが短い施術を希望する人、軽度の眼瞼下垂の方など)や、適していない人(重度の眼瞼下垂の方や効果の持続を重視する方など)について解説。

埋没式眼瞼下垂が向いている人と向いていない人のタイプを以下にまとめます:

### **埋没式眼瞼下垂が向いている人**
1. **軽度~中等度の眼瞼下垂の人**
– まぶたの開きがやや重い程度で、軽い治療で効果が期待できる方。
– 目の疲れや額の筋肉の使いすぎを軽減したい方。

2. **たるみが少ない人**
– まぶたの皮膚が薄く、余分なたるみが目立たない方。

3. **自然な仕上がりを求める人**
– 劇的な変化ではなく、あくまでナチュラルな目元を目指したい方。

4. **ダウンタイムを短くしたい人**
– 忙しく、術後の回復に時間をかけられない方。

5. **切開手術に抵抗がある人**
– メスを使った手術に不安を感じる方や、まずはリスクの少ない方法を試したい方。

6. **修正の可能性を考えている人**
– 万が一仕上がりに満足しない場合に、簡単にやり直しや修正ができる方法を選びたい方。

7. **初めての眼瞼下垂治療を検討している人**
– 手軽に治療を試してみたい方や、まず埋没法で効果を確認したい方。

### **埋没式眼瞼下垂が向いていない人**
1. **重度の眼瞼下垂の人**
– まぶたの筋力が大幅に低下している場合や、瞼板へのしっかりした固定が必要な場合は切開法が適している。

2. **まぶたの皮膚にたるみが多い人**
– 余分な皮膚が目立つ場合、埋没法ではたるみが改善されないため切開が必要なことが多い。

3. **まぶたが厚い人**
– 脂肪が多くまぶたが厚い場合、糸での固定が効果的でない可能性がある。

4. **長期的な効果を重視する人**
– 埋没法は糸が緩んだり外れたりするリスクがあり、持続期間が限定的。

5. **完全な左右対称を求める人**
– 繊細な調整が必要な場合、切開法のほうが安定した仕上がりを期待できる。

6. **過去に埋没法で効果が得られなかった人**
– 同じ方法では再発のリスクが高くなる場合があるため、他の手術法が適している可能性がある。

7. **まぶたに疾患がある人**
– アレルギーや感染症のリスクが高い場合、または糸を通すことが適さない状態の場合は慎重に検討する必要がある。

埋没式眼瞼下垂は手軽さや安全性が魅力ですが、適応条件があるため、カウンセリングで自分に合った方法を確認することが大切です。

あなたに合った治療法を見つけるために

埋没式眼瞼下垂は、メスを使わない手軽な治療法として、忙しい日常生活の中でも取り入れやすい選択肢です。そのメリットやデメリット、効果の持続期間などをしっかり理解することで、自分にとって最適な治療法を選ぶ助けになります。最後に、この治療法のポイントを簡単に振り返ってみましょう。

埋没式眼瞼下垂のリスクと効果をしっかりと理解することで、安心して施術を受けるための第一歩が踏み出せます。この治療法は手軽さが魅力ですが、自分の目元の状態やライフスタイルに本当に合っているかを見極めることが大切です。術後の満足度を高めるためにも、施術のメリットだけでなくリスクや限界も把握し、納得のいく選択をしましょう。そして何より、信頼できる医師との相談を通じて、不安や疑問を解消することが安心感につながります。ここでは、施術を成功に導くために知っておきたいポイントを詳しくご紹介します。

さまざまなご質問

Q&A

埋没式眼瞼下垂手術に興味があっても、具体的な内容や手術後の経過について疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。ここでは、よくある質問をQ&A形式でまとめ、埋没式眼瞼下垂に関する不安や疑問にお答えします。手術を検討する際の参考にしていただければ幸いです。

埋没式眼瞼下垂はどれくらいで効果が薄れてくるのですか?
埋没式眼瞼下垂の効果持続期間は個人差が大きいですが、一般的には数年から5年程度で効果が薄れてくることがあります。まぶたの状態や施術方法により異なり、特にまぶたの厚い方や脂肪が多い方は、他の人よりも早く効果が弱くなる可能性があります。また、まばたきや目をこする癖があると、糸のゆるみが生じやすくなり、持続期間が短くなることがあります。医師に持続性を高める方法を相談するのも良いでしょう。
切らない眼瞼下垂の施術で使用する糸の種類は?持続性に関わりますか?
埋没式眼瞼下垂で使われる糸にはナイロンやポリプロピレンなどの医療用素材が一般的です。特に持続性を求める場合は太めで強度のある糸を使用する場合が多いですが、その分まぶたへの負担が増すこともあります。細い糸は負担が少ない反面、ゆるみやすく持続性が低い傾向があります。医師に糸の選択肢について相談し、自分のまぶたの状態や理想の効果に合わせたものを提案してもらうと良いでしょう。
埋没式眼瞼下垂で使用した糸は将来的に体内で溶けるのですか?
通常、埋没式眼瞼下垂で使用される糸は溶けることはなく、永久に残る「非吸収糸」が使われます。しかし、糸が目立ってきたり、位置がずれたりした場合には再度調整や取り除きが必要になることがあります。また、まれに糸が皮膚の表面に浮き出るケースもあり、その場合は抜糸が必要です。術後の異常を感じたら、早めに医師に相談しましょう。
切らない眼瞼下垂の施術後、糸が緩んでくるとどうなりますか?
糸が緩んでくると、まぶたが元の状態に戻りやすくなり、眼瞼下垂の症状が再発する可能性があります。特に、まぶたをこする、メイクをする際に強く引っ張るなど、日常生活でまぶたに負荷をかける行動が糸の緩みを促進することがあります。糸が緩んだ場合、追加の施術で糸をかけ直すことが可能ですが、長期間効果を維持したい場合には、切開法も検討するのも良い選択肢です。
埋没式眼瞼下垂を行った後に切開法に変更することは可能ですか?
はい、埋没式眼瞼下垂を行った後に切開法に切り替えることは可能です。埋没式で効果が薄れた場合や、持続性を高めたいと考える場合に、切開法に移行するケースは少なくありません。埋没法で使われた糸を抜糸してから切開法を行うことが一般的ですが、場合によっては抜糸せずに切開手術が進められることもあります。医師に相談し、自分のまぶたの状態や希望する効果に合わせて判断してもらいましょう。
埋没式眼瞼下垂の効果を最大限に引き出すために、術後に気をつけることはありますか?
埋没式眼瞼下垂の効果を長持ちさせるためには、術後にまぶたをこすらないように気をつけることが大切です。また、コンタクトレンズを使用している場合は、装着・取り外しの際にまぶたを引っ張りすぎないよう注意しましょう。さらに、アイメイクも術後しばらくは控えるのが望ましく、クレンジングは優しく行うことを意識してください。これらのケアが施術効果の持続に繋がります。
切らない眼瞼下垂手術を複数回受けると、まぶたにダメージが残ることはありますか?
はい、複数回の埋没式眼瞼下垂を行うと、まぶたに負担がかかりやすくなります。糸をかけ直すことで、まぶたの組織が硬くなる「瘢痕化(はんこんか)」が起こり、次回の施術での調整が難しくなることがあります。まぶたが硬くなったり癒着が生じたりすると、効果が得にくくなる可能性があるため、3回以上の埋没施術を繰り返す場合は切開法を検討する方が安全です。
切らない眼瞼下垂手術ができないケースとは?
埋没式眼瞼下垂は比較的軽度の眼瞼下垂に適していますが、まぶたが厚い方や脂肪が多い方、皮膚がたるんでいる方には向いていない場合があります。また、重度の眼瞼下垂や、長期間の持続性を求める方には切開法が推奨されることが多いです。医師に自分の目元の状態を確認してもらい、適切な施術方法を判断してもらうことが重要です。
埋没式眼瞼下垂のダウンタイムはどれくらい?仕事復帰は可能ですか?
埋没式眼瞼下垂のダウンタイムは比較的短く、術後数日から1週間程度で腫れが引くケースが多いです。メイクで隠せる程度の腫れであれば、翌日から仕事に復帰することも可能です。ただし、個人差があるため、特に接客業や人と接する機会の多い仕事の方は、1週間程度の余裕をもって復帰日を設定するのが安心です。
埋没式眼瞼下垂の術後におすすめのアイケアはありますか?
埋没式眼瞼下垂の術後は、アイケアとして冷却を行うと腫れを和らげる効果が期待できます。施術後2〜3日間は冷却ジェルや冷たいタオルで優しく冷やすと良いでしょう。また、睡眠中は頭を少し高くして寝ると、むくみを防ぎやすくなります。アイクリームや保湿ケアは、術後の赤みが落ち着いた段階から始めることをおすすめします。

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