目は縦に大きくするイメージですが、横にも大きくすることが可能です。目大きさだけでなく顔とのバランスも大切。目尻切開は目を大きくするだけでなく、切れ長の目にしたい方や、目の位置が顔の中心に寄っている方などに人気の治療です。目を横に大きくすることで小顔効果をも期待できます。
目尻切開というのは目の外側を横に広げて目を大きくする美容整形手術のひとつで、切れ長のまなざしで魅力的な目元に変化させることができるので人気があります。二重まぶたの手術と併用して目元に大きな変化を加えたり、たれ目の手術「グラマラスライン(下眼瞼下制術)」と併用する人が多い。
こんな目は目尻切開に向いている!! こんな人には向いていない!!
目尻切開で大切なのは手術の適応があるか否かです。もちろん、医者の技術も影響はしますが、多くのクリニックは治療適応がないにも関わらず平気で手術を請け負うため効果がない!などの問題を引き起こすケースが多いのです。
目尻切開の実際
基本的には局所麻酔で十分です。目尻切開で痛みを伴うのは局所麻酔。中には静脈麻酔を併用することもあるそうですが、あまりお勧めはしません。
麻酔のお薬が浸透し、麻酔の効果が現れたらいよいよ目尻の皮膚・結膜を切開します。必要に応じて上下の皮膚をトリミングして切除し広げたり、形状を整えます。次に皮膚と粘膜とを縫合します。状態によっては横向けのW型に切開することもあります。クリニックによっては縫合した糸や外側に向けて固定する糸をさらに横に広げて固定することもあるようです。
目尻切開の手術の通院は抜糸と術後の経過観察のための通院が必要です。例え遠方であっても目尻切開の後の通院は通いましょう。抜糸の期間というのは切開した範囲や術後の固定によっても違ってきます。詳しくは担当する主治医の指示に従って下さい。
目尻切開は不自然であることを知ろう
目尻切開というのは埋没法など二重まぶたの手術と比べ誰でも絶対に不自然になるということは知っておくべきです。なにが不自然かというと、目尻切開によって広がった部分というのは上下のまつ毛がありません。もちろん、メイクをすれば一定のごまかしは効きますが、スッピンの時は広がった部分は欠損している状態です。これはどんな名医であっても結果は同じです。もともと毛が無いところを広げた訳ですからね。そういったことを知った上で目尻切開に望まないと手術後に後悔することになりかねません。
美容外科医は目が大きくなるよ!きれいになる!そんな甘い誘い文句しか言いません。
目尻切開法で起こりうる問題点・リスクは想像以上にキツイ!!
目尻切開法は目頭切開に次いで多い美容整形手術です。クリニックのホームページを見る限り少し切って簡単なイメージしか表記していませんが、目尻切開はそんな簡単なものではありません。手術そのものは比較的容易ですが、目尻切開後の経過というのは思っている以上に大変なことがあるという真実を知っておきましょう。
目尻切開法のデメリット・リスク
目尻切開法は決して簡単な整形手術ではないということを知っておくべきです。目尻切開法は確かに切開する範囲が狭いので傷などは比較的目立ちにくく素人判断からすれば「外側を少し切って広げるだけだから安心!」と思われがち。しかし、ここに大きな落とし穴がある。
「結膜浮腫」白目の部分に腫れを引き起こし、ゼリー様の膨らみの出現です。直ちに視力などの影響することはありませんが、目尻切開を受けた人の多くは引き起こす傾向にあります。1,2週間で引くという説明が多いのですが、もっと長期に及ぶ可能性が極めて高いと考えましょう。結膜浮腫を引き起こす要因は目尻切開による固定糸による締め付けなんですが、美容外科医は安易に少し様子をみましょう!としか言いません。半年以上、結膜浮腫が持続した人も少なくないんです。美容整形を受ける方の多くは早期にキレイになりたいと願っている人が多いことでしょう。そんな適当なクリニックで手術を受けてしまっては大失敗です。結膜浮腫は放置していてもかなかな改善するものではありません。糸の固定を解除して早期にリカバリーさせることが望ましいのです。
失敗しない目尻切開を受けるための施設
術後のドライアイ、拡張部分のまつ毛の欠損、左右差など
目尻切開法のリスクとして比較的多いのがドライアイです。程度にもよりますが、目尻が横に広がるため目の開閉に少なからず影響が出ます。その症状としてドライアイが起こることがあるんです。また、目尻の広がった幅の分だけ上下のまつ毛はもともと存在していません。広がった距離が長ければ長いほど不自然です。いくらメイクでごまかそうとしても限度はあります。
目尻切開法という手術はいろいろな問題点を引き起こす可能性が極めて高い手術なので美容外科医でも積極的におこなう人が少ないのが実情です。私たちも目尻切開が非常にいい手術だという認識は持っていません。しかし、目尻切開を希望される人が多い現実もあるんです。技術のない下手な医師による目尻切開は本当に危険です。安易な医師の勧めに騙されてはいけません。
目尻切開はすべての人がハッピーになれる喜ばしい手術じゃない。自分にとって本当に目尻切開が必要か?本当にきれいになれるのか?目尻切開についていろいろな疑問・質問にお答えします。
目尻切開の傷が気になります。傷跡はどこにできてどれくらい残るんでしょうか?
目尻切開の傷というのは切開するデザインによって違ってきます。一般的な切開というのは下記の図のような位置でおこないますので、切開線がそのまま目尻切開の傷跡となると考えてよいでしょう。
(傷の図)
目頭切開の傷跡というのは一般的には目立たないものです。しかし、傷跡以上に気になるのは目尻の広がった部分のまつ毛の欠損です。これはメイクでごまかすしか方法はありません。スッピンでは不自然になるため目尻切開を考えている方は術後の傷よりもそういったポイントを抑えておかないと手術を受けたことへの後悔が強くなります。目尻切開は慎重に検討して下さい。
目尻切開と目頭切開を同時に受けることはできるんでしょうか?もし、同時の治療を避けるのならどちらを先に受けるべきでしょうか?
目を大きくしたいからといって要望する人が多いのが「目尻切開と目頭切開」の併用する手術。もちろん、同日に併用して目尻切開と目頭切開を受けることはできます。しかし、併用する場合、腫れがより強くなるというリスクを忘れないで下さい。目元全体の腫れは本当に醜いです。
同時に受ける手術の組み合わせは考えるべき!!
目尻切開と組み合わせる手術は基本的に二重まぶたとの併用です。どうせ腫れるならすべての手術を同時にしてしまえばいいやという安易な発想は危険です。特に眼瞼下垂の手術との相性はよくありません。二重まぶたと目尻切開、ふたつの整形を考えているのであれば別々に受けることを推奨します。その場合、まずは二重まぶたの手術で目の形状を整え、次のステップとして目尻切開を検討すべきです。
医師は同時の手術を勧めるでしょう。しかし、それは避けるべきです。避ける理由としては単に幅が広くなるだけではありません。二重まぶたというのは皮膚の折り返しによって作られます。新たに作成される二重のラインというのはなじんでいませんし、その状態で目尻切開を受けるというのは修正のリスク・可能性を高めることになります。無責任で技術力の乏しい医師ほど手術の併用を勧める傾向にあるので要注意。
被害を受けるのは自分自身です。目尻切開と同時に受ける手術のメリットは手術が一度で済ませることができるということだけです。しかし、併用することで修正のリスクが高くなるということは結果的に2回の手術が必要になるだけではなく、傷に負担にもなるし、仕上がりも不自然になる可能性が高くなるんです。 医者の説明を鵜呑みにしてはいけません!
目尻切開って本当に効果があるんですか?
目尻切開で効果がなかったという口コミは少なくありません。他の整形手術と比べ効果を感じなかった、失敗したという最悪な評価が多いのが現実です。目尻切開の失敗ですが、失敗するにはやはりそれなりの理由があるんです。
(目尻切開の失敗の理由)
・もともと目尻切開の適応がなかった!
・目尻切開のデザイン、術式の間違い!
・術後の固定が甘くしっかりと癒着できなかった!
目尻切開の失敗にはこれらの理由があるんです。デザインのミスや術後の固定などは医者の手技の問題ですからきちんとした美容外科で再度目尻切開を受ければ仕上がりに満足できるでしょう。しかし、問題なのは適応が無かったというケースです。大手美容外科などで適当な経験しかない医者は技術を磨く以前に、すべての手術を適当に受けるということを指導されます。正しくは医師として未熟な経験しか積んでいないのに美容外科で働こうとする医師なのでそもそもモラルがないでしょうし、患者のために手術をするのではなく、お金儲けのために手術をするという考えですから、手術の適応がなくてもひとまず切ってしまおう、手術をしてしまおうというのが本音でしょう。
もちろん、治療適応はありませんから目尻切開を受けても効果なんか出るはずもありません。セカンドオピニオンを受けなかったあなたにも問題があるんです。
治療適応がないのに修正手術を繰り返すのは無意味です。目尻切開は諦めるべきなんです。
目尻切開って本当に効果があるんですか?
目尻切開とたれ目の整形を同時に受けたんですが、目尻切開のところが窪んで陥没しています。これって修正できるんでしょうか?
目尻切開を受けて1カ月を過ぎていますが、白目のところがプクッと腫れていておかしいです。先生からは「様子を見て下さい。」と言われ様子をみている状態なんですが、本当によくなるんでしょうか?
目尻切開はどれくらい延長することができるんですか?実際の効果について知りたいです。