「目尻切開」は、二重瞼整形の一つ。外眼角（目尻）部分に切開を加え、目の横幅や形に変化を加える手術です。目尻切開は、目の外側を引き上げることができるので、白目の外側を大きく見せる効果があるため目元から若々しい印象を与えることができます。術後のダウンタイムは比較的短く、自然な仕上がりがあるため非常に人気の高い整形手術です。ここでは、目尻切開手術の詳細や注意点、術後のケアについてご説明し、安心して手術を受けるための情報をご紹介していきます。

目を横に広げて大きくする方法

目尻切開

どんな方法なの？

実際の手術について

リスクと問題点

術後の経過とダウンタイム

目尻切開の術後の経過とダウンタイムについてご紹介します。目尻切開は表面側に切開を加えて整形する治療ですので術後の経過をしっかりと把握し、余裕のあるスケジュールで治療を受けるようにしましょう。

当日

傷を縫合した糸、後戻りを防ぎ、目尻切開の効果をより高めるための固定の糸が目立ってしまいます。腫れもありますが、驚くような腫れの程度ではありません。

翌日〜３日

翌日、腫れの強さに驚くでしょう。実は手術直後よりも翌日以降が腫れのピークと考えて良いでしょう。腫れは３日以降、少しずつ落ち着いてきますので不安がらずに待ちましょう。
固定している意図の影響もあり痛みを感じやすい傾向にあります。処方された内服をしっかりと服用しましょう。

７日目

傷を縫合している糸を抜糸します。固定の糸は状況で１４日の抜糸ということもあります。傷跡の赤みが残っている状態です。

14日目

すべての糸を抜糸します。切開した部分ですが、傷跡の赤みと内部の瘢痕形成によって硬くなることがあります。１ヶ月もすれば硬さは落ち着きます。

１ヶ月後

傷の赤みを除いて仕上がりの状態と考えて良いでしょう。目尻切開は若干の後戻りがありますが、１ヶ月を過ぎて後戻りするということはほとんどありません。

術後の固定方法はクリニックによっても違いますし、状態によっても違ってきます。術後に縫合以外に糸を使わないケースもありますので、詳しくは主治医にご確認ください。

腫れ

目尻切開は状態によっては切開範囲が広くなり、強い腫れを引き起こします。また、糸の固定によってその腫れはさらに助長される可能性が高いです。

内出血

内出血は1週間程度で消失するでしょう。通常、３、４日を過ぎた頃に紫の紫斑の外側部分が黄色く変化してきます。黄色く変化するのは吸収されている経過ですのでご安心を。

痛み

切開範囲が広いと痛みを感じやすくなります。また、糸の固定によって痛みが出てしまう場合もあります。処方された痛み止めはしっかりと服用しましょう。内服をしっかりすれば痛みに対し苦痛になるようなことはありません。

傷の状態

目尻切開の傷ですが、切開した部分に赤みが出てしまいます。その赤みが引くのに数ヶ月かかってしまうことがありますが、最終的には目立つような傷跡ではありませんので安心して良いでしょう。

仕上がり・結果

術後１週間は効果について少しやり過ぎたと感じる場合があります。それは糸の影響で効果がオーバーに表現されてしまうからです。２週間程度で若干の後戻りはありますが、形としてはほぼ仕上がりに近い状態になると考えて良いでしょう。

目尻切開の料金

目尻切開の料金相場っていくらか知っていますか。ここでは目尻切開の相場、料金で注意すべきことについてご紹介していきます。治療費用について実際にトラブルや、もやもやしたという方は意外に多いんです。クリニックを選ぶ際、料金についてもしっかりと確認することは非常に大切だということを忘れないで下さい。

料金の相場

目尻切開の料金相場ですが、それほど大きな幅はありません。概ね40万円前後で受けることができるところが多いです。

治療費用は安かろう悪かろう、高かろう良かろうということではありません。目尻切開にも適正価格、相場価格というものが必ずあります。ホームページの料金を鵜呑みにせず、幾つものクリニックにカウンセリングに行ってその際に提示される価格をしっかりと把握し、その上で判断するということは非常に重要なことです。

価格で注意すること

目尻切開は価格を釣り上げる要素が少なく、あまり大きなトラブルとなるようなことはありません。ただし、不明瞭なオプションが設定されているクリニックなどは要注意です。
また、キャンセル費用についてもしっかりと確認しておきましょう。クリニックによっては手術の申込み費用として返金されないお金もあるんです。申し込んでからではもう手遅れということもあります。十分注意しましょう。

最後に

さまざまなご質問

目尻切開に関するさまざまな疑問、質問に専門家が詳しく解説しています。これから目尻切開を受けようとしているから、目尻切開を受けたけど気になること不安に感じていることがある方などは是非参考にして下さい。

目尻切開の術後に左右差が出てしまったという口コミを見かけます。頻度としてはどれくらいあるんでしょうか？修正は容易なことなんですか。

左右差のトラブルというのは一定数存在します。どれくらいの頻度でトラブルがあるのかということは正確なデータはありませんのでお答えのしようはありませんが、決して多いトラブルではありません。
修正が容易か否かですが、広げてしまった目尻を元に戻すことは困難ですが、不足分を広げることは決して難しいことではありません。

傷跡が心配です。どこにどれだけの傷跡が残りますか？

目尻切開の傷跡ですが、目尻を広げた部分がそのまま傷跡と考えて良いでしょう。しかし、決して目立ちやすいものではありません。

一番不自然なポイントはなんですか？

目尻切開の一番の問題は、目尻が延長した部分のまつ毛がないと言うこと。部分的に欠損している状態となってしまうのでそこが一番気になる部分でしょう。解消法としてはアートメイクです。アートメイクで欠損部分にアイラインを描くことで目立ちにくくすることができます。

術後５日目です。少しやりすぎた感があり、元に戻せないかと少し不安に思っています。

実際に仕上がりの状態ではありませんから、やり過ぎかどうかは判断できませんが、糸が残っている期間というのは、糸がアイライン様に強調され、目の錯覚で目尻が延長して見えてしまいます。完成までの２、３ヶ月は様子を見た方が良いでしょう。

目尻切開で垂れ目にすることはできますか？理想としてはアーモンドアイです。

目尻切開は横方向に広げる治療です。垂れ目に変化させることはできないです。アーモンドアイも同じです。垂れ目、アーモンドアイの形状に仕上げたい場合は、下眼瞼下制術を受けていただくか、目尻切開と下眼瞼下制術を組み合わせた治療をお勧めします。