眼瞼下垂の術後の腫れって? 〜どの程度でどれくらい続くの〜

術後の腫れ

眼瞼下垂の手術を受ける方の多くは、術後の腫れを心配しますよね。手術だから腫れるのは当たり前、わかってはいるけどどれくらい腫れるんだろう、いつまで続くんだろうって不安も大きいはず。ここでは眼瞼下垂の術後の腫れについて、その原因から予防、腫れを早く引かせる方法についてをご紹介していきます。

術後の

どれくらい続くの!?

手術で心配するのが術後の痛みと腫れの強さ・期間。眼瞼下垂の手術だから腫れるのは仕方ない!もちろんそうですが、その腫れ、注意すること、自分自身のケアによって最小限に抑えられたり、腫れの期間が短くできるのなら絶対にやりますよね。そんな方法があるんなら知りたいですよね。術後の腫れについてしっかりと理解することはすごく大事なことなんです。まずは術後どうして腫れるのかということから知っておきましょう。

腫れの原因

手術後の腫れというのは、眼瞼下垂の手術というのは正常な体に傷をつけてしまいます。その傷つけられた部分は修復しようとして傷口を再生するために強い炎症反応を引き起こします。その炎症反応の症状としてリンパ液等が溜まり強い腫れとして現れるのです。免疫反応の一種と考えてよいでしょう。感染など病気による炎症とは違いますので時間の経過で自然に落ち着いていきます。腫れの期間というのは個人差があるため一概には言えませんが、眼瞼下垂の場合、翌日〜3日が腫れのピークで、その後順調に回復し7日頃にはあれだけ腫れていたのが7、8割程度回復していきます。

腫れさせない方法・腫れを防ぐ

術後の腫れですが、やはり大切なのは腫れを早く引かせることじゃなく、できる限り腫れを少なくする、最小限にとどめることが重要です。腫れを最小限に抑えることができたら当然腫れの期間も短くなるはず。腫れさせない4つのポイント教えます!

  • 手術ではリラックスする
  • 痛みを我慢しない
  • 枕などで頭部を挙げる
  • 医者の技術に頼る

手術ではリラックスする

手術中の緊張感は腫れを強くしてしまう要素の一つ。その理由は緊張から心拍数が増え血流が増えてしまいます。血流が増えると切開部分からの出血は増えますし、腫れの強さ・程度にも影響することが多いです。リラックスしろといっても難しいかもしれませんが、できる限り緊張しないよう心穏やかに手術に臨みましょう。

手術に関わる看護師さんやスタッフの方とコミニュケーションが取りやすいとリラックスできますし、クリニックを選ぶ基準としてスタッフの雰囲気等も注視することは非常に良いことです。

痛みを我慢しない

眼瞼下垂の手術の痛み、術中や術後の痛みは我慢する必要はありません。というより痛みに対しては医師に積極的に伝え緩和してもらわないといけません。これくらいなら我慢できるなんて考えちゃダメ。痛いということをしっかりと伝え対処してもらいましょう。

術中に痛みがあると力が入ってしまいます。そうすると血圧が上がり出血を悪化させたり、腫れを助長してしまいます。なので手術による痛みは我慢すべきではないんです。

枕などで頭部を挙げる

腫れの原因というのは水分です。手術によって炎症を引き起こした部分には水分が大量に集まり溜まってしまいます。その水分を溜めない、溜まってもすぐに分散できるようなケアが必要です。どうやって水分を溜めないようにするかというと単純なんですが、頭部を高くするということ。枕などで頭部を挙上することで腫れにくく、腫れを早く引かせることができます。

医師の技術に頼る

結局、腫れさせない方法というのは、医者の技術も大きな影響を与えるんです。手先が器用な上手な医師は出血量が少なく、手術時間も短く済む。それだけで腫れの程度は違います。下手な医者の場合、無駄に時間がかかったり、出血部位の止血に電気メスをやたらに使ったりするとビックリするほど腫れは強くなってしまいます。基本的に手術時間と腫れの強さは比例しやすいとお考え下さい。なのでやっぱり医師選びは本当に大切。

術後の腫れを早く引かせる方法

できる限り腫れを少なくするよう心がけた。それでも腫れてしまった。あとはこの腫れをできる限り早く引かせることしかありません。眼瞼下垂の術後の腫れを早く引かせる方法は、

  • 患部を冷やす
  • 内服はしっかりと確実に
  • 血流を増やさない
  • 刺激を避ける
  • 禁煙する

患部を冷やす

眼瞼下垂の手術というのは正常な体にメスを入れて損傷を与えること。そのため術中から強い炎症反応を引き起こします。その傷を修復させるため患部に強い炎症反応を引き起こし、水分、リンパ液が貯留し驚くような腫れへと変化していきます。大切なのは炎症を早く鎮めること。炎症を早く引かせるのは”冷やす”ことなんです。術後は目元を冷やしてできる限り炎症を鎮める努力をしましょう。

冷やしすぎは返って腫れを悪化させます。腫れを冷やすって一般的にはアイスノンや氷枕などで一気に冷やすことを想像しますが、眼瞼下垂の術後炎症を鎮めるのは、冷水で濡らしたタオルで冷やす程度で構いません。冷却シートなどは傷を悪化させる可能性がありますので使用しないで下さい。

内服はしっかりと確実に

炎症を抑える方法の一つとしてお薬の力もかりましょう。術後に処方されるお薬の中には消炎鎮痛剤が含まれているはずです。内服によって炎症を早く鎮めてくれますから、医師の指示を守ってしっかりと服用して休みましょう。

血流を増やさない

腫れを悪化させる、長引かせる要因の一つとして血流の増加があります。眼瞼下垂の術後は過度に血流が増えると腫れが長引きます。そのため術後は腫れが落ち着くまでの期間、運動などは避けましょう。安静にする時間を増やすことが大切です。

刺激を避ける

患部に刺激を与えるとさらに炎症は強く・長くなってしまいます。気になって鏡を見ながら目元を触ってしまう人が多いのですが、傷は消毒や洗顔など必要な時以外は触らないこと。最小限に止めることが腫れを早く引かせるポイントです。

禁煙する

誰だって術後の安静期間というのはストレスになります。喫煙者なら尚更タバコを吸いたくなるでしょう。タバコは血管を収縮させてしまいますので腫れが強くなったり、長期化してしまう原因の一つです。禁煙することをお勧めします。

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